2017年09月23日

チェンバロで弾くハイドン、モーツアルトそしてエマニュエルバッハ 寺神戸亮×チョー・ソンヨン 2017  

台風一過の後、満員のサロンで、
チョー・ソンヨン(趙 誠妍)さん
以下は寺神戸 亮さんの当日の曲目解説より
◆J. ハイドン:クラヴィーア・ソナタ ト長調
Allegro con brio, Menuetto, Finale: Presto
1778年出版の6曲のソナタの第1曲。ソナタ・アルバムにも集録され
ているのでピアノを学ぶ人にはお馴染みの曲かも知れません。全体に明
るく楽天的なハイドンの人柄が滲み出ている名曲です。第2楽章メヌエ
ットのトリオ部分でのふとした翳りも秀逸。聞き慣れたピアノではなく
チェンバロからはどのような表情が引き出されるのでしょうか?
僭越ですが、昨日の感想。
チョーさんのやわらかい流動的なタッチと二段鍵盤の華麗な響きが、ピ
アノでは、表現出来ないものでした。当時は、クラヴィーアといっても
フォルテピアノだけでなくまだチェンバロで演奏される機会が多かっ
たのです。現代の室内オーケストラでハイドンのシンフォニーを演奏す
る場合、モダン弦楽器、管楽器の中では埋もれてしまうチェンバロの音
色を間近で聴いていただきたいとリクエストしました。初めての方、古
楽通の方も色々な方が来られていました。ハイドン、モーツアルトをチ
ェンバロで聴いてみることで、現代のチェンバロへの関心と演奏が広が
ることを願っています。欧米では、チェンバリストは、現代曲も委嘱作
品も含めて他のジャンルの演奏もされているようですね。


◆ W.A. モーツアルト ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ ニ長調
K.306
リハーサルは、座っては聴けなかったのですが、「なに!これは!」 明るくて
光輝くようなチェンバロ!ヴァイオリンの影になるところが、拮抗していました。
素晴らしい演奏だけでなく、演奏後のコメントもいただきました。曲目解説は、
プログラムに掲載しております。いずれ、ブログにも掲載したいと思います。
平井様、感想ありがとうございます。
ハイドンの後、モーツァルト:クラヴィーアとヴァイオリンのためのソ
ナタニ長調K.306 を演奏しました。今までにもチェンバロでモーツァ
ルトのソナタを弾いたことはありますが、「チェンバロもなかなかいい
よね。でもモーツァルトは本当はフォルテピアノ音や表現力の方を好ん
でこの曲を書いたにちがいない」と思うのが常でした。しかし今回はチ
ェンバロで微塵も表現力の不足を感じませんでした。それどころかむし
ろフォルテピアノよりも豊かな音量と響きでヴァイオリンもピアニッ
シモからフォルテッシモまでダイナミックを使い、音色の変化も含めて
十分な表現ができました。チェンバロは4foot も使ってのフル稼働でし
たが、8,8,4 のコンビネーションでもうるさくならずに輝かしさと豊か
さだけを引き出す技には感心しました。

最初の C.P.E. バッハ も普段中々演奏されない曲で ロ短調、ハ短調
ハ短調は父の大バッハのモチーフと酷似しているところを弾き比べしてくださって
みなさん納得。
 
寺神戸 チョー2017.jpg
posted by きりん at 03:15| Comment(0) | サロンコンサート&公開レッスン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年06月25日

いよいよ、み帆先生の「本気!通奏低音マスター講座」始まります!

 お世話役のYさんが夕食後に来られて、み帆さんも到着。何度も重ねてきた胡桃庵古楽道場チェンバロ編
から、曲のレッスンではない、通奏低音講座がサロンもお手伝いする形で始まります。
  講師と企画世話人とサロンの信頼のトライアングル。 皆さんに意義のある企画が生まれて提供できることが嬉しいです。胡桃庵古楽道場のトライアングルができて、東西交流ができます。北海道からの受講者も、昨日申し込んで来られた方も。来られない方への補講もあって丁寧なフォローもあります。
  み帆先生、やる気満々! 12月の発表会もゲスト演奏家が決まって素晴らしいです。
 6月25日と26日2日間。いい時間になります!
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2016年06月24日

高齢者大学 <チェンバロとピアノを聴く> 

 雨の中、40数人の方々が参加されて、11時〜13時まで。

大阪府下 一部他府県からも参加されているという、 NPO法人化されて、学生2500人以上という
シニアパワー健在の”大学”の音楽課のレクチャーの日でした。お世話役の方男女お二人が先にお見えになり、
今回は当日椅子並べを一緒にしていただきました。チェンバロとピアノの位置も講師の先生に確認をとりながら。
みなさん服部天神駅前に集合されて、一斉にサロン到着。 御世話人が毎年変わるようで、説明ももう一度、抜かりないようにさせていただきました。 幸い先生がノワ・アコルデ音楽アートサロンを気に入っていただいているので、スムーズに運びました。休憩中受講の女性が声をかけてくださいました。「まだ、ここにチェンバロが常設でないときから来ているのです。寺神戸さんのスパッラのころから」「ええ?すごいですね!。。。あの頃はコアなファンの方ばかりですね〜。チェンバロをお家に持っておられるのですか〜」という話題にもなり。年齢はどうも60代半ばから70代から80代の方まで。。男女比率は、少し男性が多いようでした。普通は女性優位ですが、いい感じですよね。
  音楽演奏をされる受講生から、最近クラシックに興味を持たれた方まで、仲良く最後まで熱心に聴いておられ、チェンバロの構造を見る時はチェンバロが見えないくらいに囲まれています。
  最後にご挨拶して、11月3日(文化の日)5時〜わあるど・ばろっきー レスペクト・若冲
  西福寺さんの無料公開 若冲「仙人掌群鶏図」本堂襖絵 の紹介をさせていただきました。決して40人一度に来られませんように!
  こうしてチェンバロの演奏会に脚を運ばれるといいなあと制作者久保田彰さんを思い、明後日から毎月始まる「平井み帆の本気!通奏低音マスター講座」の意義も深く掘り下げて、クオリティ高く、そして広がればよいなあと祈っております。
  
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