2017年09月23日

ベートーヴェン トリプルコンチェルト   


2006年7月札幌PMF音楽祭( バーンススタインが提唱して、最後に札幌でシューマンの第2番ハ長調をPMFアカデミーオーケストラを指揮。遺志を受け継いで毎年開催)で聴きました。
ベートーヴェンピアノ、ヴアイオリン、チェロのための三重協奏曲。
札幌コンサートホール  KITARA
エイドリアン・コックスピアノ ウイーン音楽大学教授
ヴェルナー・ヒンク 当時ウイーンフィルコンサートマスター
故フランツ・ドレシヤル ウイーンフィルチェロ
札幌交響楽団
指揮尾高忠明
  すばらしいワインヤードスタイルのホール前から3列目の真ん中。
お二人がアイコンタクトしてくださってびっくりポン!世界の優れた若い音楽家を見いだし、羽ばたかせる教育的側面と、市民に音楽を根付かせ広める側面。無料コンサートが沢山でまたそれが素晴らしい演奏と人柄が溢れていました。関西の音楽家もここを修了した方が結構おられます。
その後、ベートーヴェン・ボンの交響楽団、座付のような指揮者 とヒンクさん、ドレシャルさん、日本の女性ピアニストさん ザ・シンフォニーホールで聴きました。トヨタマスターズ・ウィーンの企画でした。楽章ごとに拍手が起こって、さすがのお二人も苦笑い。今は、滅多になくなりました。
  LP では、ルドルフ・ゼルキン、オイストラフ、 ロストロポーヴィッチ、ジョージ・セルが指揮、そうなるとたしか、クリーヴラントかベルリンフィル
posted by きりん at 12:09| Comment(0) | コンサート聴き歩き | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月02日

100歳まで弾くからね! 札幌交響楽団コンサートマスター&ソリスト 大平まゆみさん 

7月に N響コンサートマスターの篠崎史紀氏のリサイタルを大阪で聴いて、著書「ルストパウゼ〜ウィーンの風に吹かれて〜」を会場で手に入れて一気に読んだ。先日遅めのお盆休みに来札した折、期せずして、札幌交響楽団のコンサートマスターを長年努めてきた大平まゆみさんが手記を書いておられる事を知って札響定期開演前に書店で求めて実際に再会した。
どちらの著者もコンサートマスターの仕事を真摯に受け止めておられて本公演に臨んでおられることに感動する。
違いは大平さんは=札響コンマスとして、ソリストとして、何度も聴いてお話もさせていただいたので、3年ぶりに逢うのにお土産も持って来れなかったけれど、定期の後にこれは、とても素敵なことになる予感がした。
 いろいろエピソード思い出があるけれど、 Mを4年間看取ってから3ヶ月後、マンション経営を一人でして神経性大腸炎、疲労で入院した翌年、PMF音楽祭に行き、人生の新しい扉をそろりそろりと開けていたころ、「札響くらぶ」というファンボランティアが演奏後、楽団員たちと交流する食事付きパーティでお会いして、美しく素敵な笑顔で挨拶されているコンミス(当時はコンサート・ミストレスと呼んでいた)さんだなあという印象であった。札幌の7月は、大阪人にとっては、極楽である。夏日も時々あるにしても。そして原始林が住宅街に残っていて、舗道がとにかく広いので歩幅が10センチ以上は伸びるから腕の振りも大きくなり、肺活量もぐーんと大きくなってコンサートに歩いて行くから元気になるのは、必定であった! 飛行機に乗るというのも私は好きだから。
 札響がソウル公演をするというので、単独関西空港からソウルへ行って漢南(カンナム)芸術センターで聴いた後のちょっとしたロビーパーティの隅っこに立っていた私を見つけて、「平井さん、わあ、来てくださったのですかあ!ありがとうございます」とずずずっと近寄って握手してくださった。私は他のファンの方とは面識もなく、トランペットの前川さんやファゴットの夏山さんコントラバスの助川さんはまだ出て来ていなかったので、どうしてよいやら分からないときだったから、嬉しくなってお疲れさまの挨拶の後「明日は、冬ソナツアーに参加するのです!」と言ってしまったら(「冬のソナタ」という韓国のテレビドラマが日本で大旋風を起こしていた真っ最中だった)「わあー、私も行きたいです。チュンさんの家にも行かれるのですか?」と(チュンさんとは、主人公=俳優ペ・ヨンジュンが交通事故で記憶を失って名前を変えていた)とかなりはまってるのが露呈して、共通項があり、異国で一人参加の私には、楽しい記憶となっていたのです。
 その後、男性と同じく燕尾服に長い髪を下ろしてコンサートマスター席で弾くまゆみさんは華奢ながら、音色は素晴らしく、年を重ねる度にリードが洗練されて PMFアカデミー生、アカデミー教授(ウィーンフィルメンバー)との合同演奏にも参加されて大活躍な方です。
  さて、本題の本の中味には、彼女の生い立ちは、両親、妹さんに恵まれた環境で”さもありなん”なのですが、二人の娘さんを育てる中で、 かつてご自分のお母さんが、皆が裁縫箱を買うのに、クッキーの空き缶を利用して家庭科の授業に持たせられた体験は「他人と違っていい」という躾け、教育だったのです。お父さん程また子煩悩な方はないとアメリカ生活の中で言われたほど両親が音楽教育のためにはアップライトピアノを借りてこられたことからも性根がちがいます。
 大平さんは、ヴァイオリンを持って少女時代からなぜかコンマスのポジションに選ばれます。アメリカでの学生時代タングルウッド音楽祭でも。
 日本でも様々なオケのゲストコンマスで呼ばれる華やかな経歴ですが、しかしプロのオケ常任コンマスで1年契約となると話しは別でしょう。二人の娘を育てる糧でもあり、母としての愛をどうやってやりくりされたのか、核心が見えてきて益々尊敬できる、共感できる音楽家だと納得しました。
音楽家にはグレングールドのような自分を見つめ、自分の音楽を創るために演奏するタイプと、音楽は沢山の方に聴いてもらうために研鑽する、音楽以外のことにも関わるタイプと。
 どちらも素晴らしいですが彼女は後者を選びまた前者も多いに肯定しています。
 音楽人生だけでなく1日の時間の中で、「時間を延ばす」という彼女の生活哲学というのでしょうか、だれでも体験したことがあるけれど、それを自ら実行して、家庭教育ー彼女の後ろ姿をその見本にされていることでした。ここで音楽における彼女の種を明かすことはやめておきます。(笑)
 でも沢山の方におすすめです。ヴァイオリン奏者や学生さんなら尚更。 余分な力を抜くために、ラジオ体操から、こんにゃく体操、片足を上げてバランスをとって弾く! 鞭打ち症になってから肩当てを外してよりヴァイオリンが自分の身体になじんだという怪我の功名まで披露。
 外国語は、音楽演奏をより理解する上で大切な事、好奇心旺盛なまゆみさんには追いつけませんが、私も外国語が好きで、かじるのが専門ですが、中味がしっかりわからなくても発音は、どの言葉でも先生やネイティブの方から「とてもいい」と言われていて、実際現地では固有名詞の地名を聴く時に役に立つし、オペラやリート歌手の力量が発音の良さで分かるようになって来ました。
  ジェーン・エアなど言語で読むことも出来るなんてできませんが、英語落語で何度も聴いた演目ならば笑えます。日本文化文学者ロバート・キャンベル氏のネイティヴへ話しかけてる英語のスピードにもテーマが分かっていると何とかついていける体験をしたところなので、彼女の「向上心があれば」何歳からでも海馬は発達すると確信してきました(笑)
  そして娘さん達には、音楽家をめざすなら、音楽の後ろで働く方たちへ感謝の気持を柔らかい笑顔で表すこと、言葉遣いを大切にする事が成長につながることを厳しくされてきたことを、意識して努力されていたことに、また感動しています。 
歌謡界でも一流の方ほど裏方さんにこそ感謝の言葉を絶やさないですね。
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 ネビル・マリナー、エリシュカ、尾高忠明、大山平八郎、小林研一郎など著名指揮者とコンマス席からの体験、エマニュエル・パユのイベールフルート協奏曲で、と全てをマスターした上で語るような演奏は、私も聴く体験していて”さもありなん”です。
ストリート演奏など札響会員を増やすため、道往く人にも聴いてもらうためにアメリカでは当たり前だ
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った風習を取り入れる大平さん
 
 
posted by きりん at 02:38| Comment(0) | コンサート聴き歩き | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月26日

ルフトパウゼ  ウィーンの風に吹かれて  

『ルフトパウゼウィーンの風に吹かれて』篠崎史紀著  
篠崎史紀ルフトパウゼ.png
時間がないので、簡単に紹介します。 7月20日 ザ・フェニックスホールで聴いた篠崎史紀さんの
著書を買ってしまった。
日本のコンサートマスターが書いた本は初めてで、 N響を知るというより、コンサートマスターの仕事は一体ちまたに言われるが、あいまいで、常任と客演では随分異なるが、どうなの?好奇心で手に取った。そして、この夜はソリストとしての氏の世界を聴きに来たのだから、彼の音楽観を自ら紡ぎ出しておられるのに興味が惹かれたのです。
W.サヴァリッシュ、 アシュケナージ、デュトワ、ネルロ・サンティ、そしてブーレーズの夫々の引出す音楽について、誠に的確な文章で分かり易い。 
特にピエール・ブーレーズは難解な曲を書いている作曲家として、オーケストラ指揮者としてどう評価されているのかと思ったら納得がいくお言葉で、フムフムとうなずいて読んでいます。そこまでで、次の章に移りますが、バーンスタインは、ミュージカルウェストサイドストーリー、難解ながらも歴史ミュージカルと言ってよいかオペラかというのが正解かわかりませんが、『キャンでぃード』先日の今年23年ぶりに日本で再演された「 MASS』など大衆的で20世紀最大の作曲家指揮者、ピアニスト、バーンスタインの影になって、没後2年ですが、まだどう評価されていたのか、これからどう評価されていくのか、とても気になる人なのです。そこまではブーレーズへのペン先はないのですが、音楽家として SHINOZAKI  MARO  氏がいい評価しておられて、腑に落ちたというところなのです。

 
posted by きりん at 09:33| Comment(0) | TrackBack(0) | コンサート聴き歩き | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする