2017年10月17日

Nabil Shehata   Contrabass Recital in Japan with Noriko Hayashi (pf.)

 シェハタさんを知ったのは、もう12、3年前になるはず。神戸三宮のライブハウスで、林典子さんと出演された時に、渡戸由布子さんに教えていただいて聴いたのでした。 そのお陰ででしょうか、コントラバスの響きに興味がおこり、沢山の cb 奏者の方がノワ・アコルデで演奏やレッスンをしてくださって、ご縁があるのです。 今回は、5年ぶり。全然年取らない方みたいです!

 なのにこの楽器の根本的なことを知っていなかった! コントラバスって、不思議な楽器ですよね。ヴァイオリンやチェロ族ではなくて、元祖はヴィオラ・ダ・ガンバなど、ヴィオル族と言われる方に分類されますね。”肩”の形がなで肩で、弓の持ち方が、大抵アンダーハンドでお箸の持ち方に似ていますが、ガンバもなで肩だけど、ガンバがC字溝なのにコントラバスはF字溝。でもコントラバスにもチェロやヴァイオリンのように肩がいかり肩のもありますし、アメリカのオケでは、オーヴァーハンドで演奏するのも見かけました。
 しかし問題は
一番驚異的に違うのが、弦が5本ということ! 4弦のバスは、ジャズなどで使われて、プロのオーケストラでは5弦が多い?とのこと。多いと言われると4弦の楽器とどう合わせるのかしらとまた疑問が湧いてくる楽器。何となく遠くから見ていたら判らないのです。

今日は目を凝らしてみていたのですが、乱視ぎみで4弦のようにも5弦のようにも見えたり。肝腎なことを聴きそびれてしまいました。
しかし、プログラム写真を見ると4弦に左手を置いておられます!
4弦で弾いたり、5弦の楽器に持ち変えるのは、かなりの訓練をしないと難しいでしょう?!そしてあの速いパッセージを1メーター5センチの棹の上を左手の指が駆け巡るのですから。
 
アルペジョーネ・ソナタでは、高音の二弦が多く使われていたようなのですが、 後半のミシェック(1875〜1955)のコントラバス・ソナタ第3番 ヘ長調では、4弦を駆使して演奏されていました。
ご本人ミシェックの自筆譜がライプチッヒの出版社へ送られて1954年に契約が結ばれています。しかし出版を前に作曲家は亡くなります。この楽譜を元に海賊版ではなく正式に出版する依頼を1993年に文屋充範先生(シェハタさんのヴュルツブルグ音楽大学大学院での先生)にされて来て、このソナタが書かれて39年後にそのホフマイスター社から出版されたと今日のライナーノーツに文屋先生が書かれていました。
 この曲は、ボヘミアのような牧歌的な曲想を思い起こす美しいメロディに溢れていました。戦争があってソナタ2番とこの3番の間は45年も空いているのです。きっと第2次大戦ナチスの脅威と連合軍の爆撃から解放されて、作曲することができたのでしょうね。
最後のピアソラの キチョもコントラバスのオリジナル曲で、ピアソラの演奏パートナーであったコントラバス奏者のキチョ・ディアスの名前です。重苦しい暗さはなく、力強く、ナビールさんの大きな指が、どの曲も
的確に棹の上の弦を自由自在に駆け巡るのでした。

そのコントラバスの勇者たるナビールさんを支える典子さんも終始安定して息があっていました。
今回は西陣織の着物地でつくった薄いブルーで細かい地模様とラメが入った地色とのコンビネーションが素晴らしいものを貸与されて、デザイナーと織元の方が会場に来ておられました。
 またお陰さまで沢山の cb 奏者やそのご家族から声をかけていただき、来年される cbの方ともお会いすることができた、素敵な夜でした。帰りはまたかなりの雨の夜となりましたが、心は晴れ!でした(笑)
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posted by きりん at 01:39| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月16日

 笛の楽園 近江 遠近江  WALTER van HAUWE  &   TOYOHIKO SATOH

 少なくとも18年ぶりに聴いています。我が家の  コレクションの一つですが。
 よく聴いたものだなあと感慨深くなります。 フィンガーから始まってみんなよく聴いたもので、覚えてるのが不思議。タイトルや作曲家はおぼろげながら。ファン・エイクも多い。先日 チューバの服部祐介君が ファン・エイクのリコーダー全集の Vol.2 を所望して譲ったところ。この曲たちも vol.1
かどこかにあるのだろう。
ジャケットに佐藤豊彦さんのお写真はありませんが、1990年録音 で
まだまだ御若い。 この方どなたかに似てるなあ。同世代のリバプール生まれの。。。。。。。。
初めて知ったのは、ブリュッヘンの lp  の写真 1960年代は長髪ブームでキース・ブーケさんとともに
ブリュッヘンのお弟子さんで、3人で「サワークリーム」というリコーダートリオをつくって、いろいろ録音されていたのですね。このトリオで来日したことはあったとは浅学にてまた、首都に遠く知らない。
大阪府和泉市にある、久保惣ホールでは、飛行機嫌いとの噂があって、ハウヴェさんの代わりに、サワークリームの相棒、キース・ブーケさんとソプラノだったかメゾの方を入れたコンサートで家族と仲間と聴いて感嘆したことを想い出す。ここまで近くに来たときは飛びついて行きました。こんなにリコーダーが安定したピッチで名人芸のアンサンブルを聴くのはまだまだ珍しい時代でした。
もちろんブリュッヘンの初来日が、lpで聴いていたあの音色、何をも恐れぬ表現力に、大きな大阪フェスティバルホールに鳴り響き、痺れたことも衝撃の世代です。
ハウヴェ(そのころは,ハウエと濁音でなく読んでいました)さんたちより前に、この頃は、ブリュッヘンの甥ッ子ダニエル・ブリュッヘンがメンバーの一人であった、ルッキー・スターダストリコーダーカルテットが、京都河原町カトリック教会などに来て、古楽ファン、リコーダーファン管楽器の間でブレイクしていた時代。ルッキーの一人が作曲、編曲もして、ストリート・オルガンの音色を沢山のリコーダーを持ち替えて抜群のパフォーマンスに湧いたものです。続いてベルギーのフランドルリコーダーカルテットも1999年頃に神戸松陰礼拝堂やベルギー・フランドル交流センターで、ルッキーに劣らぬその妙技に喝采したものです。
 1990年を過ぎて熊本小国町で有田正広氏が提唱、率いる小国古楽音楽祭に講師としてこられていましたが、私は留守番でついに聴きに行けませんでした。2013年から14年でしょうか。音楽祭が小国から福岡一本になって、2014年くらいに福岡古楽国際音楽祭に招聘されて
クイケンファミリーと共に来日、豪華な顔ぶれの中レセプションに参加して、演奏を聴かせていただきました。
横道にそれましたが、先日大阪でコンサートとレッスンがあったのですが、サロンのコンサートがあり、次の準備で近江にありながら、行けませんでした。しかし耳は 、色々pcに書き込みながら、家事もしながらcdをこうして間近で聴いているのです。ハウエ氏の cd は他にもあります!また聴こう。
  佳き秋の長夜。 長雨続きの朝。 バルトルド・クイケンソロコンサート@イシハラホール買いました!モダン、オケ、木管五重奏に傾いてるところをヨイショっとギアチェンジです。
1月8日はパリから帰国してノワ・アコルデで「ゆがみの美学」をまた演奏するトラベルソの折井あきつさんをこころまちにして。丸山晃子さんソプラノ と澤朱里さん チェンバロですよ。
ワルター・フォン・ハウヴェ ブロックフレーテ ソロ  vol.3.png
ワルター・フォン・ハウヴェ ブロックフレーテ 3.png


 
posted by きりん at 12:23| Comment(0) |  CD,LP,DVD 鑑賞のひととき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月15日

 仲良し3人が選んだ楽譜3つ 蔵我楽蔵書 「きっと演奏します!その時はお知らせします!」 

10月14日(土) ストラスブールで学んだ舩津美雪さん(オーボエ)と染田真実子さん(チェンバロ)
前半はややレクチャーぽいものでしたが、 c-dur  c−mor が如何に感情や曲想を支配しているかが
改めて実感できました。後半はヘンデル オーボエソナタ  HWV 366
 フランソワ・ドゥヴィエンヌのクラリネットソナタ
 これはストラスブールで出会った女性音楽家の編曲になるものをオーボエで演奏。
 舩津さんと対称的な染田さんは寡黙なのがまた笑をとって空気は上昇。
彼女はチェンバロの現代曲も勉強して、今回もいわゆるミニマル音楽を披露しました。
  休憩の後、3人で、蔵我楽とは、くらがらくシリーズの趣旨をお話し、これまた困難もありましたが、
「ほっと墨彩オランダ・ベルギーこころ旅」を買っていただけました。買ってくださった方に招待券をおまけにつけたのですが。
其の方が行けないとのことでしたが、どなたかいらっしゃいませんかと訊いたところ、有効にギタリストSさんが行かれることに。そして、初めてこられたギター好きの方がこのサロンを借りて弾き合い会をしたいと声をかけてくださって、パンフレットをお渡ししました。すぐ側にいるギタリストのSさんを紹介して、お互いにお名刺交換されていました。こういう人と人がコンサートの後で、だんだんと打ち解けて自由にお話が弾んでつながっていただくのを見ているの、結構すきなのですね。私って。サロンだからできることではないでしょうか?

みなさんが帰られてからは、同じストラスブール仲間で、チューバでバロック演奏を続ける服部祐介君と3人が、くらがらくの蔵書印が付いた楽譜(バロック)を前に目が輝いていました。
 服部君は、ファン・エイクのリコーダーソロ 天国の笛 全集の VOL.2 を「チューバで吹きます」と言ってくれるではありませんか? 舩津さんは、ドゥヴィエンヌのソナタとブランデンブルグの編曲譜(リコーダー又はヴァイオリンと通奏低音) 染田さんは、カステッロのソプラノリコーダー又はヴァイオリンと通奏低音の二つのソナタを選んで、「平井さん、きっと演奏します!演奏するときは、お知らせします!」
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posted by きりん at 23:10| Comment(0) | サロンコンサート&公開レッスン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月09日

橋私。 あるコントラバス女性と face to face

オーケストラのコンサートを終えて、ロビーで楽員さんを二人、3人と😀で言葉を交わし、出ていない楽員さんに逢うために楽屋口に行きました。「、、👀 、なんで?(来たはるの?)」「え?知ってる方たくさんなので」短い言葉で、会話?する方とは、短いのがいいらしい。ので、短く。でも通じてるみたい。
 すると後ろから「あのお〜、ヒライさんですよね。わたし。。。。。。そちらで。。。。。w先生の演奏会で
お会いして、先生に繋いでいただいた○○です〜。その節は、ほんとにありがとうございました。お陰さまで、あの時に、お会いして、すぐレッスンを w 先生にしていただいて、今日があります〜。。。。。。。ありがとうございました。あのように親切にしていただいて、。。。。。。人生ですごく大変な時でしたのですが、、、、、
毎日コントラバスを弾けて幸せです。。。。。。。」「そうだったのですか!わあ、すこしはお役に立てたんですね。」「もうすごくです〜♥️😃」
 二つの市民オケで演奏されているそうで、大人から転換されたこの方こそ、勇気ありますね。
 好きなことを、選択されて満足感があることって一番ですね。
そうこうしているうちにwさんが現れて、対面。私も久しぶりでした。本当のフェイス  to  フェイス!
 
posted by きりん at 21:56| Comment(0) | 日常発見つれづれ草 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月05日

わが町で、ミュンへン・バッハ 管弦楽団を聴く! 弾けるテオルボ(アーチリュート)

10月1日(日) 豊中市文化芸術センター大ホールで、カール・リヒターの伝統を受け継ぐ
ミュンヘン・バッハ管弦楽団 を聴いた。
 ヴァイオリン6 ヴィオラ2 チェロ1 コントラバス1 オーボエ2 ファゴット1 アーチリュウート 1
 チェンバロ 1
の通奏低音のテオルボ=アーチリュートがダントツに弾けてよく聴こえる。
 チェンバロ協奏曲では、低音のこと3つが通奏低音で、チェンバロと丁々発止の名演奏だった。
 ヴァイオリンソロになると奏法や身体がキケンなほど、ねじれて音が炸裂する女性奏者。
 オーボエもすごい。
 フェイスブックタイムラインやクラシックを聴こう!にコメントを寄稿した。片山さんとかいう男性も同じ感想で、いとおかし。😊
ミュンヘンバッハ管弦楽団表.jpeg
posted by きりん at 00:58| Comment(0) | コンサート聴き歩き | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする